マレーシア教育省Permata Negaraの職員がEDU-Portニッポン事務局を訪問しました

訪日中のマレーシア教育省Permata Negaraの職員2名が令和7年11月6日にEDU-Portニッポン事務局を訪問し、EDU-Portニッポンの取組や、日本の幼児教育の特色などについて事務局と意見交換を行いました。

Permata Negaraは教育省管轄下の幼児教育プログラムで、Pusat Anak PERMATA Negara(国立Permata児童センター)と呼ばれる保育施設を全国で89か所運営しています。この児童センターは特に低所得家庭を支援するもので、入園条件に当てはまれば無料あるいは低額で利用できます。
同センターは、保育中心の従来のプログラムよりも教育的な要素(探究や実験・経験)を取り入れた独自のカリキュラムに基づいており、英国など海外の幼児教育も参考にしたカリキュラムには、「学びは楽しい経験である(learning is fun)」という理念が組み込まれています。

EDU-Portニッポン事務局は、幼児教育分野でのEDU-Portニッポンの公募事業の取組を紹介し、日本では、就学前教育においても「知・徳・体」のバランスが取れた全人的教育を重視していること、「遊びながら学ぶ」という特徴があることを説明しました。

Permata Negaraの職員はこうした事務局の説明に強い関心を示しました。特に、日本における幼稚園教諭・保育士の研修制度について質問があり、事務局から両者の所管官庁や資格制度について回答しました。

Permata Negaraからは「遊び」「探究」「実験・経験」を通じた教育・育児を重視しており、子どもの認知・身体・言語・社会性・情緒・創造性などをバランスよく育むことを目指しているとの説明があり、児童の集中を高めるための工夫や創造性を育むための指導にはどのようなものがあるか等、両国の幼児教育について様々な意見交換を行いました。

  • 意見交換の様子
  • 参加者の集合写真
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