学校法人芝浦工業大学

機関名学校法人芝浦工業大学
取組のタイトルオンラインを活用した産学官連携グローバル PBL(Project Based Learning)
実施地域(国・都市)タイ、マレーシア、インドネシア、台湾、インド、イギリス、ポルトガル、スペイン

 芝浦工業大学では、アクティブラーニング教育の一環として、従来から展開してきたPBL(Project Based Learning)に、海外協定校を交えたグローバルPBLを近年積極展開しています。グローバルPBLでは、海外協定校の学生とプロジェクトチームをつくり、専攻分野に応じた課題解決型ワークショップに取り組みます。様々なバックグラウンドを持つチームメイトとの共同作業を通し、問題解決の困難さ、そしてそれらを乗り越えて得られる達成感を得ることができます。

 また、「スーパーグローバル大学創成支援」事業を契機に発足したGTI(Globa1TechnologyInitiatives)コンソーシアム(国際的な産学官連携コンソーシアム)を活用し、企業が抱える課題解決に取り組む事や、企業見学、特別講義等を通じ、産学官連携でグローバルPBLを発展させてきました。

 コロナ禍で渡航や対面での教育が制限される中、本学はオンラインを活用しグローバルPBLを計画・実施しています。実験やプロトタイプの作成など、従来実施してきたグローバルPBL全てがオンラインでの実施に適していたわけではありませんが、様々なツール(Zoom、G suit、Office365、学内システム等)を用い学生に学びの機会を提供しています。

 従来の対面型グローバルPBLでは、海外の大学と学年暦が異なるためスケジュール調整が難しく、参加できる大学の数に限りがありました。しかしながら、オンラインによる実施では、例えばこれまで2週間集中的に実施していたプログラムを週1回X14週で実施するなど、スケジュール調整において融通が利くようになります。もちろん、ヨーロツパやアメリカの大学とは時差に配慮する必要はありますが、それでも複数の大学と共同でプログラムを実施することがかなり容易になります。結果として、複数の国・地域の異なるパックグラウンドを持った学生同士の交流が促進され、より多様なコミュニケーションが生まれる事が期待されます。加えて、国内においても、オンラインツールを利用する事で、企業による特別講義やプログラムへの課題提供を柔軟に取り入れる事ができるため、外部機関によるプログラムへの参画が容易となり、従来以上にグローバルPBLにおける産学連携が推進されます。

 このように芝浦工業大学では、オンラインによるグローバルPBLの実施を通じて、コロナ禍においても継続的に学生にアクティブラーニングの学びの場を提供するべく、取り組みを行っています。

URLhttps://www.shibaura-it.ac.jp/連絡先kokusai@ow.shibaura-it.ac.jp
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