対 フィリピン共和国「埼玉版アクティブ・ラーニング型授業による授業改善のための教員研修支援プロジェクト」(埼玉県教育委員会)

2016年09月29日

埼玉県教育委員会(SAITAMA PREFECTURE)

団体概要

【業種】
官公庁

【概要】
埼玉県教育委員会では、子供たち一人一人の学力の向上のために次の3つの観点を大切に、教育行政を推進しています。
・自助 自ら学ぶ力
・共助 共に学び合う力
・公助 学びを支える学校の力
子供たちが健やかに成長し、全ての子供たちが将来自立し、幸福な生涯を実現するとともに、社会で役割を果たせるよう育てていくために、本県教育の充実に全力を尽くします。


事業目的

産学官が連携し、フィリピン共和国に、高い知識・技能とともに問題解決能力や主体性を身に付けられる「知識構成型ジグソー法注」による授業を広める


海外展開概要

KCJ法授業風景(埼玉県立高等学校)埼玉県教育委員会(以下「埼玉県」という。)では、2010年度から東京大学 大学発教育支援コンソーシアム推進機構(以下「CoREF」という。)と研究連携し、学習指導要領が目指す「学力」を子供たちに身につけさせるため、「協調学習」を授業において引き出しやすい「型」である「知識構成型ジグソー法」(以下「KCJ法」という。)による継続的な授業改善の研究を行っている。基幹事業の「未来を拓く『学び』プロジェクト」や高等学校初任者研修への導入等により、2015年度までに1,600名の教員をKCJ法の実践者として育成し、すべての県立高校に配置された状態と約800もの教材を開発した。



教員研修 また、2016年7月には、埼玉県と(株)リクルートマーケティングパートナーズ(以下「RMP」という。)と共同でCoREFの協力を受け、教員が、いつでもどこでも繰り返し、KCJ法などアクティブ・ラーニングについて学習できるWeb教材を開発し、RMPのオンライン学習プラットフォームで配信を開始している。

これらの人材、コンテンツ等を用いて、JICA草の根技術協力事業を活用し、産学官が連携して、日本式アクティブ・ラーニング型授業の海外展開を2017年1月から2018年度末までフィリピン共和国において次の内容で実施する。


授業風景(フィリピン 小学校)

  • KCJ法の熟練教員(マイスター教員)をフィリピン共和国に派遣し、現地パイロット校において英語によるKCJ法の師範授業、研究協議を実施する。
  • フィリピン共和国の教育関係者を埼玉県に招き、県立総合教育センターを活用した指導者研修や研究開発、また。小中高の学校訪問や教職員との意見交換等を行う。
  • フィリピン共和国パイロット校において、パイロット校の教員により開発したKCJ法の授業を実践し、現地教員、東京大学CoREFスタッフ、マイスター教員等と研究協議を実施する。
  • フィリピン共和国の教育行政機関等と連携し、KCJ法による授業づくりに関する教員研修マニュアルを開発し実践する。
  • 埼玉県立高校とフィリピン共和国のパイロット校が連携し、テレビ会議システムを活用してKCJ法の授業で学び合いを実践する。
  • 教員向けアクティブ・ラーニングWeb教材の英語版を開発し、RMPのオンライ学習システムを活用しフィリピン教員の活用を可能にし、フィリピン教員の継続的な授業改善を支援する。
注:「知識構成型ジグソー法」は東京大学 大学発教育支援コンソーシアム推進機構三宅なほみ氏が考案した授業手法である。

© 文部科学省 日本型教育の海外展開推進事業(EDU-Portニッポン)