ベトナム分科会

2019年11月8日(金)、聖心女子大学4号館/聖心グローバルプラザにて、「ベトナム分科会」を開催しました。

会場には40名近い方にご参集いただきました。また、今回もSkypeによるライブ配信を行い10名以上の方にご視聴いただきました。

今回は、ベトナムにおける日本型教育の好事例・教訓の共有と関係者間のネットワーク作りを目的に、外務省よりベトナム現地情勢、ベトナムでパイロット事業を実施している7機関より各プロジェクトの活動紹介についてご発表いただきました。また、同7機関をパネリストとしたパネルディスカッションにより、活発な意見交換が行われました。

プログラム

時間 内容 講師(敬称略)
14:00~14:05 開会のあいさつ EDU-Portニッポン事務局
14:05~14:25 ベトナム現地情勢紹介 外務省アジア大洋州局南部アジア部
南東アジア第一課 古舘誠幾 氏
14:25~15:35 7機関によるベトナムでのパイロットプロジェクト紹介
15:35~15:45 休憩
15:45~16:25 7機関によるパネルディスカッション
16:25~16:40 意見交換 EDU-Portニッポン事務局
16:40~16:45 事務連絡/アンケート EDU-Portニッポン事務局
16:45~17:00 名刺交換  

パイロットプロジェクト発表者

講演者 事業名
国立大学法人大阪教育大学 科学教育センター 教授 仲矢史雄氏 コアとネットワーク形成による日本型小学校理科実験教員研修システム展開事業
株式会社教育と探求社 海外部 シニアマネージャー 古川美幸氏 ベトナムにおける主体的・対話的な学び方を実現する日本型キャリア教育の実践導入とその定着・組織化
株式会社小学館集英社プロダクション エデュケーション事業本部マーケティング室ビジネスデザイン課 課長 (兼) 海外教育事業チーム 安田厚氏 ベトナムにおける日本式幼児教育・保育法を実践できる幼稚園教諭を育てる人材育成事業
スマートキッズ株式会社 代表取締役社長 三井琢雄氏(代表機関:株式会社Z会、株式会社Z会ホールディングス) 日本型の食育・健康教育を起点に、健康・福祉の向上と文化・マナーの理解を通して、社会課題の解消を実現
学校法人千葉工業大学 未来ロボット技術研究センター
国際連携主管 富山健氏
ハノイ国家大学へのロボット教育プログラム導入
– カリキュラムなど教育コンテンツの提供、教員研修支援 –
ミズノ株式会社 総合企画室
アジアグローバルセールスマネジャー 森井征五氏
対ベトナム社会主義共和国 「初等義務教育・ミズノ ヘキサスロン運動プログラム導入普及促進事業」
ヤマハ株式会社 楽器・音響営業本部AP営業統括部 AP戦略グループ 主事 大竹悠司氏 ベトナム社会主義共和国における器楽教育定着化に向けた学校教員養成事業

発表資料

 

■ ベトナム現地情勢紹介

古舘誠幾氏<外務省アジア大洋州局南部アジア部 南東アジア第一課>

ベトナムの特徴について、歴史や経済の動向、日系企業の進出状況なども交えながら、ご説明いただきました。また、ベトナムにおける日本に対する意識や教育への関心度についてもご紹介いただきました。

 

■ プロジェクト紹介

① コアとネットワーク形成による日本型小学校理科実験教員研修システム展開事業

仲矢史雄氏 <国立大学法人大阪教育大学 科学教育センター 教授>
日本での中核理科教員養成の実績をもとに、ベトナムにおける小学校理科実験教員養成に係る活動、活動を通して見えた現地の反応や成果、課題と今後の展開についてご紹介いただきました。

② ベトナムにおける主体的・対話的な学び方を実現する日本型キャリア教育の実践導入とその定着・組織化

古川美幸氏 <株式会社教育と探求社 海外部 シニアマネージャー>
ベトナムの大学生を対象として実施しているアクティブラーニング型のキャリア教育に係る活動の実践導入とその定着・組織化に向けた取り組みについて、ベトナム人の特徴や課題を交えながらご紹介いただきました。

③ ベトナムにおける日本式幼児教育・保育法を実践できる幼稚園教諭を育てる人材育成事業

安田厚氏 <株式会社小学館集英社プロダクション エデュケーション事業本部マーケティング室ビジネスデザイン課 課長 (兼) 海外教育事業チーム>
ベトナムにおける幼児教育の特徴や課題のご紹介を通じて、日本の幼児教育の強みを活かした幼稚園教諭の育成に係る活動の実践についてご紹介いただきました。

④ 日本型の食育・健康教育を起点に、健康・福祉の向上と文化・マナーの理解を通して、社会課題の解消を実現

三井琢雄氏 <スマートキッズ株式会社 代表取締役社長 (代表機関:株式会社Z会、株式会社Z会ホールディングス)>
ベトナムにおける都市型肥満の課題解決に向けた、日本型の食育と健康教育に係る活動実践についてご紹介いただきました。今後の課題と活動展望として、継続的に学校で栄養改善について教えることができる人材の育成について共有いただきました。

⑤ ハノイ国家大学へのロボット教育プログラム導入 – カリキュラムなど教育コンテンツの提供、教員研修支援 –

富山健氏 <千葉工業大学 未来ロボット技術研究センター 国際連携主管>
千葉工業大学で培ってきたロボット教育のノウハウを活用し、ハノイ国家大学へロボット学科を設立し、教育プログラムを導入するという活動実践について、その過程で直面した課題や今後の可能性も含め、共有いただきました。

⑥ 対ベトナム社会主義共和国「初等義務教育・ミズノ ヘキサスロン運動プログラム導入普及促進事業」

森井征五氏 <ミズノ株式会社 総合企画室 アジアグローバルセールスマネジャー>
ベトナムにおける肥満などの社会課題解決のため、ミズノが開発したヘキサスロン運動プログラムのベトナムの小学校体育教育への導入を目指したビジネス展開について、現地での苦労話を交えながらご紹介いただきました。

⑦ ベトナム社会主義共和国における器楽教育定着化に向けた学校教員養成事業

大竹悠司氏 <ヤマハ株式会社 楽器・音響営業本部AP営業統括部 AP戦略グループ 主事>
ベトナムにおける器楽教育の導入に向けた活動実践についてご紹介いただきました。活動を通して見えてきた日本の音楽教育の強みと現地の教員や子どもたちの生の声を動画でご共有いただきました。

 

■ パネルディスカッション

<パイロット事業実施7機関>

パイロット事業実施7機関によるパネルディスカッションを「海外における事業実施の苦労話と教訓」と「ベトナムの人の心をつかんだ活動展開」の2つのテーマについて行いました。ほとんどの機関の方より、ベトナムでは想定外のことが多く発生し、思うように事が進まない中、忍耐強く活動を進め、相手を尊重し、信頼関係を築くことが大切であるという意見が共有されました。また、現地で円滑に活動を展開するためには、日本のものをそのまま導入するのではなく、現地の事情に即した活動展開が大切である、という意見が出されました。

 

■ 意見交換・名刺交換会

ディスカッションの後、会場からもご質問いただき、会場全体で活発な議論が行われました。また、名刺交換会では、多くの方が終了時間間際まで交流をされていました。
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