学校法人菊武学園 名古屋産業大学

①名古屋産業大学が取り組んでいるCO₂吸収源対策に繋がる緑化木調査の普及活動において作成した教材と学習指導案を掲載しています。日本語、ベトナム語、中国語(繁体字・簡体字)、英語(一部教材を除く)でご覧いただけます。
②本事業では、環境教育を通じた環境リテラシーの育成にあたって、児童生徒を対象とした環境意識調査を実施しています。その評価にあたっては、「論文」に示す既往研究(査読付き論文として公表済)の成果を用いて検証することとしており、現段階では、「学会発表」としてネパールにおける調査結果を公表しています。

公募事業名 令和3年度応援プロジェクト
採択事業名 ベトナムの学校教育における緑化木調査の系統的支援
対象国 ベトナム
教材 光合成って何?
2021年6月公開
高田高等学校(三重県津市)の高校生が自らの学習体験をもとに、緑化木調査の基礎となる、植物の光合成実験の進め方を解説した視聴覚教材を同校と連携し作成した。日本語のみならず、英語、ベトナム語、中国語(繁体字、簡体字)の字幕付き動画もあわせて、上記リンクより閲覧可能である。
教材 環境教育学習指導案「植物の光合成と二酸化炭素濃度の関係」(津市立高野尾小学校)
2021年9月作成
日本の授業実践例として、植物の光合成実験に関する学習指導案を津市立高野尾小学校とともに作成した。単元名は 「植物の光合成と二酸化炭素濃度の関係」で、授業の目的は、「植物との共存の大切さを感じることができる」である。
ベトナム語および中国語(繁体字・簡体字)への翻訳版も作成した。

ベトナム語版
中国語(繁体字)版
中国語(簡体字)版
論文 許容喩・伊藤雅一・岡村聖、台湾における小学校の環境教育と児童の環境意識との関係性~苗栗県下の小学校を事例として、環境情報科学学術研究論文集33、2019年11月、121-126
2019年11月作成/2019年11月掲載
【既往研究】本研究では、台湾における小学校の環境教育と児童の環境意識の関係性を明らかにするため、1)環境教育の実態に関するヒアリング調査、2)児童の環境意識に関するアンケート調査、3)共通した環境教育の実施に伴う児童の環境意識変化に関するアンケート調査を実施した。その結果、共通した環境教育を複数の小学校で実施した場合、学校環境教育が充実している小学校では、児童の環境意識向上に相乗効果が得られていることなどを明らかにした。
学会発表 ネパールにおける小学生の環境意識と環境行動、ADHKARI BOHARA PUJA・伊藤雅一、環境情報科学54-1、2025年4月、128
2024年12月作成/2025年4月掲載
本研究では、2023年12月から翌年1月にかけて、カトマンズ市、ポカラ市、ルンビニ県の小学校7校の6年生を対象に、アンケート調査等を実施し、ネパールにおける小学生の環境意識と環境行動を把握した。その結果、ネパールでは、ナショナルカリキュラムに沿った環境教育が中心であり、環境問題に対する意識も学校間で顕著な差はなく、「理解」が促されている一方で、「関心」を持たすことができていない点が共通していることを明らかにした。
【お問合せ】
 担当者:伊藤 雅一
 電話番号:0561-55-5101(代表)
 メール:m-ito@nagoya-su.ac.jp
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